Dr Honma's Guest House
オールドローズ(オールド ガーデンローズ)
アルバ種
栽培の歴史は15世紀位まで遡る古くからの系統です。長い年月をかけて選抜された強健な品種が今日に至っている。
フェリシテ パルマンティエ 1836年作
Chloris:クロリス 1848年以前
マダム プランテイエ 1835年
ブルボン種 Bourbons
ブルボン島で発見されたバラが起源で、ロサ・キネンシスにオータム・ダマスクが自然交雑されたと考えられるものが起源となっている。
その後様々な交配が試みられた結果であるのか、幅広い性状・形状の違いがあり、花の色も様々。大輪咲きの花はオールドローズの典型的な形。
繰り返し咲きですばらしい芳香がある。
ブルボン クイーン 1834年作
スブニール ドゥ ラ マルメゾン 1843年作
ルイーズ オーディエ 1851年作
ラ レーヌ ビクトリア 1872年作
ゼフィリーヌ ドローフィン 1868年作
バリエガタ デイ ボローニャ 1909年作
センティフォーリア種
センティ(百)フォーリア(葉)。
何世紀も前に、この「100枚の花弁を持つバラ」は優美なシュラブを形成し、重ねの多さからキャベッジローズとも言われます。強健種ほど、大輪で美しく芳香のある花を持つことが多く、低木に咲く完全八重の花は株とのバランスがほとんど完全と言ってよい程 素晴らしい。花の重みで頭をたれますが、この風情がとても良い感じです。
ファンタン ラトゥール 1900年作
ロサ センティフォーリア(Cabbage Rose)
チャイナ種 Chinas
中国のコウシンバラを起源とする系統で、18世紀半ばに登場。
シーズ中絶え間なく咲きつづける花に魅了される方も多い。
オールドブラッシュ チャイナ 1789年=欧州へ紹介
ポンポン ドウ パリ 1839年作
ヘルモーサ 1840年作
ペルエ ドール 1884年作
ポートランド種 Portland's
返り咲き性のあるオータム ダマスクに四季咲き性の強いキネンシス センペルフローレンスが交雑されて成立した系統。オールドローズの中でも最良のものが多くあり、扱いやすい。ほとんど四季咲きで強健、小さい庭に向く大きさである。
コンテ ドウ シャンポール 1860年作
ジャック カルティエ 1868年作
ローズ ドゥ レッシュ 年代不詳
ダマスク種 Damask
大変香りの良い系統で、特徴であるダマスク香を現在のバラに伝えている。
今でもブルガリアや南フランスではダマスクローズを香料採取のため栽培している。
ベル アムール(Damask/Alab Cross) 年代不明
ローズ ドゥ レッシュ 年代不明
※ポートランド種の系統に入れられる事もあるもの
マダム アーディー(Mme Hardy) 1832年作
リーダ:Leda ( painted Damask ) 19世紀初頭
ガリカ種 Gallicas
ロサ・ガリカを基本種とする系統で、花は赤色系を特徴とし、また大輪のものが多い。
春の一季咲きで、秋は暗赤色の実をつける。
カーディナル ドゥ リシュリュー 1840年作
ロサ ガリカ オフィキナリスofficinalis(オールド レッド ダマスク
イギリスの王位を争ったバラ戦争でランカスター家が赤いバラをヨーク家が白バラを標章に掲げたと言われ、ランカスター家の赤いバラはこのバラであるとされレッド ローズ オブ゙ ランカスターと言われる。
ハイビリッド パーペチュアル種 Hybrid Perpetuals
19世紀半ばに出現したこのグループは、後にビクトリア王朝時代のブルボンローズをしのぐほど最も一般に普及した。ポートランドやブルボン、チャイナ、オータム ダマスク、ガリカなど様々な系統が複雑に交雑されて成立したと思われ、パーペチュアルとは四季咲きという意味だが、四季咲きというより返り咲き程度。それでも当時は画期的であったのだろう。これとティーローズが交雑されて現代バラのハイブリッドティが成立した。
バロン ジロード ラン 1897年作
モス系 Mosses
モスとは苔の事。花首からガクにかけて腺毛が密集し、文字通り苔が生えているように見えるものを一つの系統群としてモスローズと呼ぶ。多くはセンティフォリア系統のものだが、中にはダマスク系のものもある。
シャポー ドゥ ナポレオン 1826年作
ウイリアム ロブ 1855年
ヘンリー マルタン 1862年
コモン モス 1700年以前
ピンピネリフォリア(スコッチローゼス)種
ロサ ピンピネリフォーリア  ロサ スペシノーマの系統